能登各地の漁業者の立場を大切にし、彼らの営みが続けられる仕組みを一緒に考えること。それがお客様の望む良い素材を必要な時期に、適正価格でお渡しできることにつながります。また創業以来、離れた集落のお客様が一匹でも必要ならお届けする行商も拒みません。特に高齢者は、これまでこの能登を支えてきた大切なお客様です。その地域で切ることのできない「絆」があってこそ、全国の皆様を相手にお仕事ができるということを原点においています。

たとえば刺身は和紙に包んで血抜きし、甘みを引き出します。行商に持っていく時も、店頭で販売する刺身もしっかり手間をかけ、その素材の特徴を活かした状態でお渡しします。面倒でも魚屋の基本を忘れず仕事をします。干物や糀漬け、いかの内臓の珍味など、能登伝統の醸しの技を身につけ、それらを活かした逸品を仕上げています。

若くて行動力あるスタッフを揃えています。これまでの経験に、これからお客様が望まれる購入スタイルに応えること、またお忙しい皆様に簡単な調理方法のご案内など、きめ細かく、迅速に対応します。一度購入いただいたお客様にはさらなるご満足をいただけるよう、これからの魚屋の姿や役割を追求し、日々努力しています。